2021/05/03 11:38

突然ですが、新霓のアクセサリーは独自技術で実際のネオンサインのように作られています。(特許出願中)
もちろん原理が全く違うものですが、これはどういうことか?まずは実際のネオンサインを見てみましょう。以下の写真は、実際に香港にある質屋のネオンサインを、筆者により日中に撮影されたものです。



いいですね、点灯時とはまた違う趣がありますね...............

.............よく見てみると、発光するらしきネオンサイン管(白いチューブ状の箇所)と、背景の板に分かれていることがわかります。日中、点灯されていない状態ではネオンサインの発色は不明ですが、色板があることにより恐らく黄色と赤色、または白色に発光するのだろうと予想できます。ここで、簡単に図解してみましょう。



このように、ネオンサイン管、支柱、色板、と分解できますね。支柱が存在することにより、ネオンサイン管と背景の板に空間ができています。これにより、ネオンサイン管が発光すると「直接、観測者の目に飛び込んでくる光」が強く光っており、「色板に反射して観測者の目に入ってくる光」があの独特なぼうっとしたボケを産んでいることがわかります。
(そして恐らく、この方法を取ることにより、日中の看板としての機能の他、補完的に反射光が存在することにより、複雑な漢字のネオンを成立させているのだろうと予想します。違うかもしれません。今度調べてみます。)

つまりアジア圏(特に香港)のネオンサインらしく作るためには、「色板から距離があり、宙に浮いているようなネオンサイン管の再現」が必須となるわけです。
そろそろ新霓がリリースしているアクセサリーの構造を確認しましょう。



このように、支柱こそ再現されていないながらも、アクリルの中に浮かぶよう作られており「色板から距離のある発光(可能)箇所」を再現するようにしています。アクリルにより制作されているため、側面から光が入ると反射して文字部分が光ります。
これによりモノホンのネオンサインを斜めから見たときの独特のレイヤー感が再現されており、また色板そのものが発光しない、と言う特徴も盛り込まれています。
もう一つご説明させてください。背景部分にぼかしがありますね。これは「浮かぶ文字」部分の発光では実際のボケがでないため、補完的に制作されています。これも、よりモノホンのネオンサインに近づけるためです。

この制作方法は基本的に全てのアクセサリーに適用されています。
もし新霓のアクセサリーをお持ちの方は携帯のライトなどを側面に押し当ててみてください!文字がぼうっと浮かび上がります。

それではまた。